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「大変」「つらい」「ついていけない」等の不穏なサジェストが姿を現します。高校生の頃の僕はこれを見て震えていました。受験を乗り越えても勉強に忙殺される未来が待っているのかと。
昔の僕同様に医学部=大変というイメージを持っている人は少なくないでしょう。しかし実際はどうなのでしょうか。本当に医学部の勉強は大変なのでしょうか。今回は医学部を2年間生き残った僕の感想を述べていこうと思います。
結論、「思っていたほど大したことなかった」です。こんなこと言ったら他の医学生から拳が飛んできそうだ。以下、詳しく解説していきます。
まず1年生について。ここはめちゃくちゃ緩かったです。僕の学校は1年の間は教養の授業のみで医学の授業が全くないです。楽単を取れば、お家でスマホをぽちぽちするだけで出席したことになります。チャットGPTやGeminiを使えばレポートはカップ麺より簡単に作れます。テストなんざ入試を乗り越えた我々からすれば算数ドリルと大差ありません。このように、1年生は幼稚園以来の勉強から解放された時間でした。思い切り羽を伸ばすことができ、楽しかったです。
そして1年生というモラトリアムを経て2年生になりました。解剖実習にレポートにテスト、医学という名の暴走列車は止まることを知りません。目まぐるしい日々に追われ続け、僕たちはへろへろになってしまう……
ことはありませんでした。確かに毎日フルコマで授業はあったし、解剖をはじめとする実習もたくさんありました。月に1度はテストがあって、その前1週間くらいからはしっかり勉強をしていました。それ以外にも部活やバイトがあります。改めて書き出してみると結構大変そうで我ながら驚いています。
でもよくよく考えてみると中学高校ってこんな感じでしたよね。1日中授業を受けてその後部活、部活が終われば塾へ行ってまた授業。塾がない日は自分の勉強。特段苦痛を感じることなく週5でこの生活を送っていましたよね。そうなんです、人体は意外とハードスケジュールに耐えられるっぽいんです。
もちろん大変な時期は目が回るほど大変です。解剖実習と並行して他科目のテスト勉強をこなしていた時期は学年のみんな疲弊し切って目が虚だったし、期末テスト期間はmonster片手に図書館に篭って受験生時代以上に勉強しました。心身ともに崖っぷちへ追いやられます。
しかしそれは1年の中のほんの1部です。テスト前以外はぶっちゃけみんな勉強していません。しかも大学の授業の拘束は中高ほどきつくはないです。全然サボれます。まあ僕はエライのでもちろんしっかり勉強も出席していましたよ?
こんな感じで、テストや実習がない時期は授業こそあれど割とゆっくりできます。
2年生の1年間を振り返ると、きつい時期は確かにかなりきつかったけれどそれ以外は別に大変ではなかった、といった感じです。巷で言われているほど医学部は大変ではないと感じました。まあまだ2年しか通ってないからなんとも言えないけど。
ではなぜ世間に「医学部が大変」論が広まっているのでしょうか。これについて僕なりの考えがあります。
それは、「他の学部よりは医学部は大変である」という話の「他の学部よりは」が抜け落ちて「医学部は大変である」だけが独り歩きしてしまった説です。医学部以外の友人で、授業が毎日フルコマあるという人はあまりいません。全休なるものがある人もまあまあいるらしいです。そのような人からすれば確かに週5フルコマはインパクトがあるだろうし、医学部を大変そうだと感じることもあるでしょう。その話が広まる中で、医学部=大変、きつい、といった認識になっていったのでしょう。
これまで医学部の大変さについて色々語ってきましたがあくまでこれは僕の主観です。大学によってカリキュラムは異なるし、それに応じて負担も変わってきます。うちの大学よりはるかに負担の大きい大学ももちろんあります。私立は特にきついと聞くし。しかも同じ大学でも、試験や実習の日程、担当の教授や方針などは毎年ちょいちょい変わります。その中で、緩い年やきつい年などの差も出てきます。なんなら個人のキャパも人によりけりです。
結局、きついかはその人と運次第だと思います。
と、身も蓋もない結論に至ってしまいました笑
最後に。
もしこの文章を読んでいる人の中で医学部を目指している人がいたとして、その人に伝えたいのは、医学部の大変さを必要以上に恐れる必要はないということです。友人と共にきついきついと言いながら勉強実習に励む時間は、大変ではあるけれど充実しています。大変さをネガティブにとらえすぎないで欲しいです。まあ難しいと思うけど。

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